マイアミカットが流行った経緯、カットの特徴

マイアミカットというのは、昔からプードル向けのカット方法として広く使われてきた方法です。
ちょっと古いイメージですが、犬の散歩をしている時にいかにもお金持ちそうなマダムがツンとすましたプードルを連れて歩いているところとすれ違うなんていうシチュエーションの時、必ずと言ってよいほどこのマイアミカットがされていました。

マイアミカット(マイアミクリップ)の特長は、脚の下部としっぽの先以外を極端に短く刈り込むという方法で、頭のてっぺんと耳の先の方だけがボンボンのようにふわふわの毛が残ります。

通常の犬のカット方法と異なり、いかにも人の手で刈ったということがよくわかる方法です。
そのため、一昔前のトリミングやグルーミングのような犬のケアをするような人は裕福な一部の人、ということで知られるようになったのではないでしょうか。

現在もプードル、ミニチュアプードル、トイプードル問わずプードル犬全般に多く行われている人気のカット方法です。
ただしここ最近はあまりにもマイアミ風すぎるカットというよりも、ちょっと緩やかな感じでスタイリングをする人の方が多い印象があります。

向いているプードル

マイアミカットが似合う犬としては、マズルが長く手足がすらっと長めの子が挙げられます。
これは体のパーツの先端部部分をふんわりと毛を残し、腕や胴体を短めに毛を刈って、そのギャップを楽しむというものだからです。

鼻先がシュッと伸びているプードルの場合、頭や耳の先端がボンボン状になっていてもすっきりとした見た目が損なわれないので、とても映えた見た目になってくれます。

また首が長めの犬の場合、マイアミカットに加えて首元にアクセサリー風の首輪をつけるという装飾方法がとられます。
もともとセレブ感のあふれるマイアミカットでは、首や頭にワンポイントがついているととても可愛らしく、セレブな雰囲気が増すでしょう。

ただしマイアミカットは「マイアミサマー」と言われることもあるように、見た目だけでなく体全体の被毛を減らすという重要な役割もあります。
プードル種は全て被毛がシングルコートの巻き毛をしており、皮膚と毛の間に熱がこもりやすいという特長があります。
ですのでマイアミカットをすることで、見た目を良くするだけでなく、夏場の暑さに対応できるようにもなるのです。

特に暑がりだったり、夏場に体力の消耗が著しかったりする犬に対しても、マイアミカットをしてあげるようにするのがおすすめです。

全体に毛量が少なくなるので、毎日のブラッシングケアが楽になるというメリットもあります。
たまにはすっきりとしたヘアにしてあげてワンちゃんを気分転換させてください。