ハートスタイルが流行った経緯、カットの特徴

トイプードルのハートカットは、体のワンポイントにハートマークを入れるというカット方法のことです。

人の頭でも時々文字や模様を残して他の部分を刈り込んでしまう髪型をしている人がいますが、トイプードルでは浮き彫りとしてハート型にするのが定番になっています。
こうした模様を残してカットができるのはトイプードルのように豊かな毛量のある犬だけで、長毛種でもヨークシャテリアのようなストレートヘアの犬種では難しいでしょう。

トイプードルのハートカットの定番としては、胴体やお尻の近くにハートマークをつけるという方法があります。
お好みでどの部分でもできると思いますが、動きやすさやカットのしやすさ、また可愛らしさなどから、後ろ足の付け根部分につける人が多く見られるのです。

こうしたハートカットはもともとはコンテンストや写真撮影用のものだったのですが、現在ではすっかり人気になっており、一般のトリミングサロンでもできるトリマーさんが増えてきました。
あえて両側に入れずに片方だけにハートがつくようにしたり、または背中からお尻にかけての部分に大きなものを入れたりと、それぞれ個性の光るカット方法が見られます。

向いているプードル

とてもかわいらしいハートカットですが、それをするためにはどうしてもある程度の毛量が必要です。
また、同じトイプードルでも子犬であったり小柄な体型をしていたりすると、どうしてもハートが崩れやすくなるので、上手くカットをすることができません。

理想的な体型としてはお尻の部分がふくよかで、かつ毛量がたっぷりしているということが挙げられます。
それと後ろ足や腰の部分以外にハートマークを入れても、体が大きく動くと形が崩れてしまいます。
ですので散歩中など歩行をしてもきちんとハートに見えるようにするためには、場所を考えて入れることが必要です。

ハートカットだけではちょっと目立ちにくくて面白みに欠けるという飼い主さんには、ハート部分をカラーリングするという方法もおすすめです。
最近はペットのトリミングに合わせてカラーを入れる人も増えており、品評会などではビビッドなピンク色をしているトイプードルもいたりします。

全身をカラーにするのはちょっと抵抗感があるという人も、ハートカットにしてその部分だけを可愛らしく色どるというのであれば、気軽にできるのではないでしょうか。

なお、ハートカットはトイプードルだけでなく、体の大きなプードルでもよくされているのを見かけます。
プードルの場合は体の面積が広くなることから、複数のハートを立体的になるようにつけてみたり、カラーに変化をつけたりといった、また別の楽しみ方ができるようです。