ビションカットが流行った経緯、カットの特徴

ビションカットは、ここ近年急激に人気が出てきたトイプードルのためのカット方法です。
特長として全身の被毛をかなり大きく広げるようにするということで、「ビション」というのはマルチーズとウォータードッグのハーフである「ビションフリーゼ」という犬種の名前からきています。

ビションフリーゼはここ最近人気の犬種の一つであり、見た目がプードルと似ているということから、トイプードルよりもあえてビションフリーゼを選ぶというような飼い主さんもいるほどです。

実際ビションフリーゼとトイプードルは共通点が多く、ふわふわとした毛並みを持っており、ブリーダーなどの専門職の人でなければパッと見てすぐにどちらかを見分けるのはかなり難しいでしょう。
とはいえこの2つの犬種はルーツ的には全く異なるものであることから、一度トイプードルもしくはビションフリーゼを飼育したことがある人なら、なんとなく分かると言います。

豆知識としてビションフリーゼとトイプードルの違う点を挙げると、毛質がビションフリーゼがダブルコートであるのに対し、トイプードルはシングルコートです。
またビションフリーゼはホワイト一色のみの犬種ですが、トイプードルはブラウンやアプリコットなど、たくさんのカラーバリエーションがあります。

ビションフリーゼは真白で豊富な毛量を持っていることから、まるで雪だるまのような丸みがあります。
そこでトイプードルのビションカットもそれに似せて、全身の毛量をそのまま維持するようにして、全身を丸みがあるようにカットしていくのです。

向いているプードル

本家のビションフリーゼが白一色ということもあり、トイプードルでも白色の犬種でよくカットがされています。

カットをする時には、アフロカットのように耳の毛も自然に残して頭全体が丸くなるようにしていくのですが、ビションカットの場合はあまりきっちり丸みを出すということをしません。

むしろより本家のビションフリーゼに近くなるように、ライオンのたてがみのように放射状に毛が広がるようにする等といった工夫がされます。

ただし無造作に切るというのではなく、正面から見た時に三角形になっているといったように、ちょっとした遊び心を加えてみるというのが、トイプードルのビションカットと言えるでしょう。

白以外のトイプードルでもビションカットをすることはもちろんできますが、やはり本家と全く異なることから今ひとつという印象になってしまいます。
あくまでもビションフリーゼに似せるために行うカットですので、ホワイトトイプードルを飼育されている飼い主さん向けのカット方法であると言えるでしょう。