原産地はフランスと言われているトイプードル

トイプードルはもともとフランスに生息していた犬がもとになっていると言われています。
しかし諸説があり、ドイツの犬だったと説明されることもあるようです。

人間と一緒に生活をするようになったのは15世紀くらいからで、主に水辺の狩猟犬として活躍をしていました。
トイプードルはプードル犬の中で最も小さいサイズのものを呼ぶもので、もともとのプードルのことを「スタンダードプードル(スタンプー)」と呼んだりします。

トイプーもスタンプーも体の大きさ以外はだいたい同じ性質を持っており、もともと飼い犬として飼育されてきたスタンプーのうち体の小さいものを交配して生まれた品種がトイプーです。

スタンプーの平均的な体の大きさは体高が45~60cmくらいです。
それに対してトイプーは28cm以下となっているので、大きめのスタンプーと比較して半分以下のサイズということになります。

飼い犬としてのスタンプーはフランス貴族の女性の間で人気が高かったことから、日本に入ってきたばかりの頃はセレブ層が飼育する犬というイメージがありました。

プードル独特の頭と体の前面のみをフワフワの毛並みとして残し、胴体を大胆に短く刈り込んで足元に丸く輪のように毛を残す「プードルカット」も有名でした。

なおプードルの起源はドイツにあるという説の根拠として、ドイツ語で「プーデル(pfudel)」という水たまりや水がはねる様子を表現する言葉があることが挙げられます。

プードルは水辺で狩猟を行う猟犬としてよく池や湖に飛び込んでいたことから、その名前が付けられたのではないかとされます。

トリュフを探す犬としても活躍

中型犬であったスタンプーがどのようにトイプーに品種改良されていったかということについては、現在はっきりしたことはわかっていません。

古い記録では19世紀のナポレオンの時代には既に小型化が進められていたという話も聞きますが、本格的に品種として定着するようになったのは近代になってからのようです。
フランスのブリーダーが熱心に交配を重ねた結果、現在のように安定的なトイプードル品種になったとされます。

現在ではトイプードルよりもさらに小さい「ティーカッププードル」という手のひらサイズの品種も交配で作られるようになっています。

愛玩犬として人気のあったトイプードルですが、一方で鋭い嗅覚を持つ賢い犬ということから職業犬としても広く使用をされてきました。

狩猟犬としての他、高級食材であるトリュフを探すために猟師たちに森の中に連れられました。
その場合にはダックスフンドとプードルがコンビを組み、プードルが見つけたトリュフをダックスフンドが掘り返すという方法をとっていたといいます。